岩手県政150周年

Historyいわての150年

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Forerunnerゆかりの先人たち

政治家、学者、文学、
芸術、実業家など、
先人たちの多彩な業績

政治家

原敬

はらたかし

安政3(1856)年 - 大正10(1921)年

現在の盛岡市出身。大正 7(1918)年に首相になると、本格的政党内閣を成立させた功績から「平民宰相」と呼ばれた。

後藤新平

ごとう後藤しんぺい新平

安政4(1857)年−昭和4(1929)年

水沢市(現奥州市)出身。台湾総督府民政長官、南満洲鉄道初代総裁となる。関東大震災時には内務大臣兼帝都復興院総裁として復興に尽力した。

斎藤實

さいとう斎藤まこと

安政5(1858)年−昭和11(1936)年

水沢伊達氏家臣の家に生まれる。海軍大臣・朝鮮総督・内閣総理大臣を歴任し、内大臣の時、二・二六事件で凶弾に倒れた。

よない米内みつまさ光政

明治13(1880)年−昭和23(1948)年

現在の盛岡市出身。海軍大臣を経て昭和15(1940)年1月より首相を務める。日独伊三国防共協定並びに軍事同盟に終始反対したことで知られる。

教育・学者

田中舘愛橘

たなかだて田中舘あいきつ愛橘

安政3(1856)年−昭和27(1952)年

現在の二戸市で盛岡藩士の家に生まれる。測地学や地磁気の観測、航空工学、メートル法の整備など日本の近代物理学の発展に尽くした。ローマ字の普及にも貢献。

新渡戸稲造

にとべ新渡戸いなぞう稲造

文久2(1862)年−昭和8(1933)年

現在の盛岡市出身。アメリカ留学を経て、東京帝大教授、東京女子大学初代学長などを歴任、国際連盟事務次長も務めた。著書に『BUSHIDO:THE SOULOF JAPAN』(武士道)がある。

三田俊次郎

みた三田しゅんじろう俊次郎

文久3(1863)年−昭和17(1942)年

現在の盛岡市出身。明治30(1897)年に私立岩手病院(現岩手医科大学附属病院)を創設。他にも岩手育英会創設など岩手の医学と教育の発展に寄与した。

実業家・技術者

大島高任

おおしま大島たかとう高任

文政9(1826)年−明治34(1901)年

現在の盛岡市出身。江戸や長崎で蘭学、西洋の砲術などを学んだのち、現釜石市に洋式高炉を建設。安政5(1858)年に日本初の鉄鉱石精練による出銑操業に成功した。

郷古潔

ごうこ郷古きよし

明治15(1882)年−昭和36(1961)年

現在の奥州市出身。昭和16(1941) 年三菱重工業の社長に就任。東条内閣の顧問を務めるなどし、後年は財界の御意見番として活躍。

阿部美樹志

あべ阿部みきし美樹志

明治16(1883)年−昭和40(1965)年

一関市出身。「コンクリート博士」と呼ばれた日本最初の鉄筋コンクリート高架鉄道の設計者。阪急デパートや東宝劇場、日比谷演劇などの設計を手がけた。

文学・芸術・スポーツ

柳田國男

やなぎた柳田くにお國男

明治8(1875)年−昭和37(1962)年

兵庫県生まれ。『遠野物語』で知られる日本民俗学の祖。農商務省に勤務する傍ら地方の伝承を研究した。明治42(1909)年に遠野市を訪れている。

金田一京助

きんだいち金田一きょうすけ京助

明治15(1882)年−昭和46(1971)年

現在の盛岡市出身の言語学者。アイヌ民族の叙事詩『ユーカラ』採録などアイヌ語研究の第一人者として知られる。多くの辞書や教科書の編集、監修にも携わった。

野村胡堂

のむら野村こどう胡堂

明治15(1882)年−昭和38(1963)年

紫波町出身の作家、音楽評論家。小説『銭形平次捕物控』で知られるほか、膨大なクラシックのSP レコードを蒐集し「あらえびす」のペンネームで音楽評論も行った。

三船久蔵

みふね三船きゅうぞう久蔵

明治16(1883)年−昭和40(1965)年

久慈市出身の柔道家。小柄ながら優れた素質と猛練習を重ねて昇段。「空気投げ」などの神技を編み出した。昭和20(1945)年に十段で名人の称を受ける。

萬鉄五郎

よろずてつごろう鉄五郎

明治18(1885)年−昭和2(1927)年

東和町(現花巻市)出身の画家。キュビスムなど西洋の新しい絵画の手法を実験的に取り入れた。東京美術学校の卒業制作「裸体美人」は国重要文化財。

石川啄木

いしかわ石川たくぼく啄木

明治19(1886)年−明治45(1912)年

玉山村(現盛岡市)出身の詩人、歌人。生前に出版された詩集『あこがれ』と歌集『一握の砂』などで知られる。三行書きの短歌などで日常の悲哀や郷愁を綴った。

※「石川啄木」の「啄」の表記について、本来は「啄」キバ付きが正しい表記ですが、閲覧環境によって見え方が違う場合が想定されるため、当サイト内では、「啄木」と表記しています。御了承下さい。

ささき佐々木きぜん喜善

明治19(1886)年−昭和8(1933)年

遠野市出身の民話研究家。東京遊学時代の喜善と柳田國男が喜善の話などを基に『遠野物語』を出版した。自著も多く「日本のグリム」と称される。

宮沢賢治

みやざわ宮沢けんじ賢治

明治29(1896)年−昭和8(1933)年

花巻市出身の詩人、童話作家。『注文の多い料理店』や『銀河鉄道の夜』などの作品で知られ、「岩手」をモチーフにした「理想郷=イーハトーヴ」という言葉を残した。

各分野ごとに生誕順で掲載。各略歴は画像提供いただいた先からのご指示を基に作成しました。