緑をつなぐ「全国植樹祭」
昭和49(1974)年に現八幡平市の県民の森で開催した「第25回全国植樹祭」。「自然と産業が調和する豊かな緑の創造」を大会テーマに南部アカマツの植樹などを行った。
令和5(2023)年には、陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園で天皇皇后両陛下の御臨席を賜り、「緑をつなごう輝くイーハトーブの森から」を大会テーマに「第73回全国植樹祭」を開催。両陛下が御着座された「お野立所」や招待者を迎えたウェルカムボード、県内の高校生が製作した椅子やテーブルには、南部アカマツなどの県産木材を使用した。いわて林業アカデミー修了生による大会宣言や、東日本大震災津波からの復興支援への感謝、復興ソングの合唱など、次世代を担う若者たちも多く参加して大会を盛り上げた。
全国豊かな海づくり大会〜森と海の連携〜
平成9(1997)年に大槌漁港を会場に開催した「第17回全国豊かな海づくり大会」。21世紀に向かって海の環境保全に留意した「つくり育てる漁業」の推進や、次代を担う地元の青少年たちの積極的な参加により森と海の連携をアピールするなど、岩手の水産業を全国に向けて情報発信する機会となった。
大会テーマは公募を行い、現洋野町の小学生による「魚もぼくも ウキウキワクワク 海づくり」に決定。近隣県を含む児童生徒を対象にした、作文コンクールや絵画展、習字展、写真コンクールなどが開催されるとともに、大会当日は、漁船パレードや稚魚の放流が行われるなど、地域住民を上げての大会に地元が湧いた。