岩手県政150周年

Historyいわての150年

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Culture & Tradition文化と伝統

世界遺産の数は国内最多、
岩手が誇る荘厳華麗な歴史文化

岩手の世界遺産

 国内最多となる3つの世界遺産を有する岩手県。平成23(2011)年に登録された「平泉ー仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群ー」(平泉町)、平成27(2015)年に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として登録された「橋野鉄鉱山」(釜石市)、そして令和3(2021)年「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産として登録された「御所野遺跡」(一戸町)である。縄文時代から平安、明治と幅広い時代の世界遺産は、本県の豊かな歴史文化の象徴となっている。

岩手のユネスコ無形文化遺産

 平成21(2009)年登録の「早池峰神楽」(花巻市)、平成30(2018)年登録の「来訪神:仮面・仮装の神々」に含まれた「吉浜のスネカ」(大船渡市)、令和4(2022)年の「風流踊」の「永井の大念仏剣舞」(盛岡市)と「鬼剣舞」(北上市・奥州市)のほか、平成25(2013)年登録の「一関の餅食文化」を含む「和食」、令和2(2020)年の二戸市の「漆掻き技術」を含む「伝統建築工匠の技」など、岩手のユネスコ無形文化遺産は芸能や風習、食、伝統技術まで多岐にわたる。

伝統工芸品

 歴代の南部藩主や奥州藤原氏など時の権力者に保護奨励されてきた「南部鉄器」、漆塗に絢爛豪華な金具が施された「岩谷堂箪笥」、漆の一大産地の伝統技術「浄法寺塗」や、金箔をあしらった華麗な漆器「秀衡塗」など、岩手の昔ながらの匠の技の多くが、国の伝統工芸品の指定を受けている。平成22(2010)年に開催された上海国際博覧会には、岩手県と雲南省等の共同展示ブースが出展され、重量210kgもの大鉄瓶がお披露目され南部鉄器を世界にPRした。

年表

大正13(1924)
宮沢賢治が4月に詩集『春と修羅』刊行、12月に『注文の多い料理店』刊行
昭和2(1927)
岩手県公会堂開館
昭和48(1973)
岩手県民会館開館
昭和55(1980)
岩手県立博物館開館
昭和60(1985)
第9回全国高校総合文化祭開催
平成5(1993)
第8回国民文化祭いわて'93開催
平成13(2001)
岩手県立美術館開館
平成21(2009)
早池峰神楽がユネスコ無形文化遺産に登録
平成25(2013)
「一関の餅食文化」を含む「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録
平成30(2018)
大船渡市の「吉浜のスネカ」を含む「来訪神:仮面・仮装の神々」がユネスコ無形文化遺産に登録
令和2(2020)
二戸市の「漆掻き技術」を含む「伝統建築工匠の技」がユネスコ無形文化遺産に登録
令和3(2021)
岩手県立平泉世界遺産ガイダンスセンター開館

❶中尊寺金色堂

❷平泉(毛越寺)

❸橋野鉄鉱山

❹御所野遺跡

❺風流踊(鬼剣舞)

説明文や年表に記載の日時と掲載画像の撮影時期は異なるものがあります。